未登載
【事案の概要】
大学合格後,入学を辞退した受験生が,前納した入学金の返還を求めた。
【判断の内容】
入学金は「入学資格を得た対価」として返還義務を否定した。
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【事案の概要】
大学合格後,入学を辞退した受験生が,前納した入学金の返還を求めた。
【判断の内容】
入学金は「入学資格を得た対価」として返還義務を否定した。
平成15年(ワ)第28402号求償金請求事件
判例タイムズ1153号277頁,金融法務事情1717号76頁
控訴審 H16.05.26東京高裁判決
【事案の概要】
信用保証委託契約に基づき,求償元金及び約定遅延損害金(年利18.25%)の支払を求めた。
【判断の内容】
遅延損害金につき,被告の主張を待たずに9条2号により年利14.6%を超える部分の約定は無効とした。
未登載
【事案の概要】
大学合格後,入学を辞退した受験生が,前納した入学金の返還を求めた。
【判断の内容】
入学金は「入学資格を得た対価」として返還義務を否定した。
未登載
【事案の概要】
大学合格後,入学を辞退した受験生が,前納した入学金及び授業料等の返還を求めた。
【判断の内容】
入学金の返還については否定。授業料等についても,学校年度の開始(4月1日)後に契約を解除した場合には,不返還特約は9条1号及び10条によっても無効ではないとし,返還を否定した。
判例MASTERⅡ
控訴審 H16.07.22大阪高裁判決(1)
【事案の概要】
入学手続後,前納した入学金及び授業料等の返還を求めた。
4月以降訴状によって解除と認定された。
【判断の内容】
在学契約は準委任類似の無名契約とし,入学金は授業料の前払的性格を有するものではなく,入学済みとして返還を否定。授業料等の不返還特約は9条1号により無効であるとし,訴状送達により解除した時点までの日割り計算をし,残りの期間分について返還を命じた。