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    <title>弁護士法人近江法律事務所</title>
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    <title>20111211 社説 負担軽減へ改善を急げ 裁判員制度 - 故津谷裕貴弁護士の会実働チーム専用サイト</title>
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    <published>2012-01-28T15:00:00Z</published>
    <updated>2012-02-23T07:32:17Z</updated>

    <summary>20111211魁.pdf 　昨年11月4日未明に秋田市の弁護士が刺殺された事件...</summary>
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        <name>Naoto Omi</name>
        
    </author>
    
        <category term="報道" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    <category term="報道" label="報道" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
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        <![CDATA[<p><a href="http://www.omi-lo.com/kotsuyahirotakabengoshinokai/kotsuya/20111211%E9%AD%81.pdf">20111211魁.pdf</a></p>

<p>　昨年11月4日未明に秋田市の弁護士が刺殺された事件で秋田地裁は、検察側が求刑した無期懲役に対し、有期懲役刑としては最長の懲役30年を被告に言い渡した。110番通報で警察官2人が現場に駆け付けたにもかかわらず、警察官の眼前で弁護士が刺殺された特異な事件である。全国に注目される裁判員裁判となったのは、当然だろう。<br />
　県警の対応について判決は、警察官が、被害者を犯人と取り違えて取り押さえたと認定。取り違えは争点に位置付けられておらず、弁護士の死に結び付いたかについては直接、言及しなかった。県警は判決後、「取り違えはしていない」との認識を示しており、取り違えと死亡の因果関係は依然、不透明なままだ。量刑を含め妻ら遺族の不満は大きく、検察側が控訴するかどうかが今後の焦点になる。<br />
　裁判員制度は2009年5月の施行。裁判員法は「3年後に見直しを検討する」としており、検討まで半年を切った。弁護士殺害事件は本県8件自の裁判員裁判。あらためて浮き彫りになったのは、職業裁判官と共に審理に臨み、量刑を含めて事件を判断しなければならない裁判員の負担の問題だ。弁護士殺害事件では評議の3日間を含め、裁判員拘束日数は計10日間に及んだ。これまでの本県の裁判員裁判で最も長い日程となったことから、裁判員からは「疲れた」「どうやって休みを取るか苦労した」などの声が聞かれた。弁護士の妻は被害者参加制度に基づき意見を陳述、その悲痛な叫びに裁判員の一人は「心が痛んだ」とも話した。<br />
　一般市民にとって、殺人事件の審理は重圧である。今回の裁判員は多くが会社員。勤め先の経営や勤務条件が厳しさを増す中、長期間の拘束が負担を強いている現実も否定できまい。裁判員の心のケアにとどまらない包括的な支援体制がなければ、市民の一般常識を司法に生かすという裁判員制度の趣旨実現は難しいと言わざるを得ない。<br />
　裁判員に課せられる「評議の秘密」と「職務上知り得た秘密」の保持も重い。裁判員裁判事件ではないものの、自身の担当事件について元裁判官が自著などで詳細に言及するケースがあるにもかかわらず、裁判員の秘密漏えいは懲役刑さえ課せられる。それが、どれだけの重荷になっていることか。「秘密」の範囲が分かりづらいことから、裁判員経験者の中には裁判員を務めたこと自体、守秘義務だと思ったとの声もあるという。<br />
　一定の評議内容や裁判員による制度の問題点指摘などは、積極的に公表されるべきだ。それによって制度は鍛えられ、裁判員も司法改革に寄与したとの思いを得られると考えるからだ。<br />
　「司法への国民の理解増進とその信頼向上に資する」。それが裁判員法に明記された制度の理念である。理念の実現のため、裁判員の負担軽減に向けた制度改善を急ぐべきだ。</p>]]>
        
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    <title>20111210 「責任、極めて重い」 弁護士殺害 懲役30年判決 計画性高く危険 - 故津谷裕貴弁護士の会実働チーム専用サイト</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.omi-lo.com/kotsuyahirotakabengoshinokai/2012/01/20111210-30-3.html" />
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    <published>2012-01-28T15:00:00Z</published>
    <updated>2012-02-23T07:26:21Z</updated>

    <summary>20111210毎日新聞.pdf 　「殺人罪の中でも相当悪質。刑事責任は極めて重...</summary>
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        <name>Naoto Omi</name>
        
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    <category term="報道" label="報道" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
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        <![CDATA[<p><a href="http://www.omi-lo.com/kotsuyahirotakabengoshinokai/kotsuya/20111210%E6%AF%8E%E6%97%A5%E6%96%B0%E8%81%9E.pdf">20111210毎日新聞.pdf</a></p>

<p>　「殺人罪の中でも相当悪質。刑事責任は極めて重い」。9目、秋田地裁であった秋田市の弁護士、津谷裕貴さん(当時55歳)殺害事件の裁判員裁判の判決公判。殺人罪などに間われた同市の無職、菅原勝男被告(67)は、馬場純夫裁判長が有期刑では最長の懲役30年(求刑・無期懲役)を言い渡すと「ありがとうございます」と頭を下げた。津谷さんの妻、良子さん(日)は正面を向いたまま目を瞬き、身じろぎもせず聴き入った。事件から1年以上たった公判でも、最後まで菅原被告から謝罪の言葉は出なかった。【加藤沙波、坂本太郎、田原翔一】</p>

<p>　菅原被告は初公判から同じ黒いスーツに青のネクタイ姿。判決文が読み上げられる間、手をひざの上に置いてじっと聞き入った。<br />
　判決によると、菅原被告は離婚後の財産分与で元妻の代理人となった津谷さんに対し強い恨みを抱き、昨年11月4日午前4時ごろ、津谷さん宅に刃物や拳銃などを持って侵入し、殺意をもって胸などを突き刺して殺害したとした。<br />
　争点は、住居侵入の目的▽致命傷となった2カ所の傷ができた経緯▽量刑－の3点。<br />
住居侵入について弁護側は「裁判所へ津谷さんを拉致する目的だった」と主張したが、判決は「殺傷能力の高い凶器を持ち込み、殺害する動機も存在する。拉致の成否にかかわらず、侵入時から殺害目的を有していた」とした。2カ所の傷ができた経緯について、判決では、現場に駆けつけた警察官の証言や傷の状況などを詳細に検討し、「殺意をもって刃物を被害者に突き出したことで死亡したと認められ、被告の行為と被害者の死亡との聞に因果関係が存在する」とした。弁護側は寝室で菅原被告が刃物を持ったままあおむけに倒れて警察官に押さえられているところに津谷さんが倒れ込んできたと主張したが、判決は「極めて不自然で信用できない」と退けた。<br />
　量刑については、菅原被告の行為が「計画性が高く危険なもので、刑事責任は極めて重い」と断定する一方、離婚後の財産分与で元妻側についた弁護士が殺害された点については「30年来の知り合いが相手方についたという個人的な恨みが根底にあり、直ちに法治国家を揺るがしかねないと評価することは、相当と言えない面もある」と指摘。求刑通りの無期懲役は「ちゅうちょを覚える」とした。<br />
　判決後、検察側は「被害者の無念やご遺族の方々の今も癒やされないお気持ちに十分に応えるものかどうかなど、判決をよく検討し上級庁と協議の上適正に対処したい」とコメント。弁護側は報道陣の取材に応じなかった。<br />
　事件では警察官が現場に駆けつけながら被害者を守れず、初動に対する批判が高まった。警察官と良子さんの証言も食い違う部分があるが、判決ではいずれも触れなかった。<br />
　また、判決では「警察官は被害者を犯人と取り違えて取り押さえた」と指摘。県警は従来、「取り違えたわけではなく、拳銃を取り上げるためだった」と説明してきたが、県警の佐藤憬刑事部長は、違いを尋ねる報道陣に対し「警察官の証言の信頼性が認められた。犯行現場の事実認定には大きな相違はない」と述べ従来通りの見解を繰り返した。</p>

<p>「想定もしない判決」 遺族会見</p>

<p>　遺族らは判決後に記者会見。津谷さんの妻、良子さん(54)は「最低でも無期懲役」と思って法廷に臨んだというが、判決は「想定もしなかった」懲役30年。「とても残念。ショックが大きい」と述べ、強い疲労の色をにじませた。検察には控訴を求めるという。<br />
　事件から1年あまり。ようやく始まった裁判に、良子さんは「悔いの無いようにしなければ夫に申し訳ない」と思い続けてきたという。公判では良子さんら遺族6人が意見陳述。だが、判決に遺族の厳しい処罰感情に言及した部分は無く、遺族からは落胆の声が上がった。<br />
　良子さんは会見冒頭、裁判員に対して「大変だっただろうと思う」と気遣ったが、「自分たちができることを精いっぱいしたつもりだったが、判決結果に反映された様子がない」と肩を落とした。長男、俊さん(28)も「遺族感情が加味されておらず非常に不満」と述べた。<br />
　会見に同席した被害者参加弁護士の西野大輔弁護士は「被告に謝罪が無かったことや遺族の思いが全く反映されておらず非常に残念」と判決を振り返った。「故津谷裕貴弁護士の会」代表の吉岡和弘弁護士は、「司法制度に対する挑戦」と指摘した検察側主張を退けた判決について「首をかしげざるをえない」と批判。さらに「検事は立証不定だった。真実の発見という点ではほとんど0点だった」と検察にも矛先を向けた。【坂本太郎】</p>

<p>「ほっとした」 裁判員が会見</p>

<p>　判決後、裁判員6人全員と補充裁判員1人の計7人が会見に応じた。長期間の裁判を終え、「疲れました」「ほっとしている」などと感想を述べた。<br />
　量刑では、検察側は無期懲役を求刑、弁護側が懲役30年が相当とする一方、遺族は極刑を求め、裁判員は厳しい判断を迫られた。50代会社員の男性裁判員は「すべての要素が悩ましく、すごく苦しんだ」と打ち明け、女性裁判員は「みんなで精いっぱい議論し合った結果」とした。また遺族の意見陳述については「気持ちが伝わりその場かち逃げ出したかった」「被害者が亡くなった重さが十分に感じられた」などの声が<br />
上がった。<br />
　公判で裁判員からの質問は1回。唯一質問した50代会社員の男性裁判員は「(他にも)質問したいと思ったが、菅原被告の答えはいつも同じようなものだったため、質問をためらった」と打ち明け、男性裁判員(32)は「質問をうまく表現できないので裁判官に頼んで言ってもちおうと思っていた」と話した。<br />
　また、女性裁判員の一人は「貴重な体験」とした上で、「一生心に何かが残ったまま生きていかなければならないのかなという気持ちもある」と不安を打ち明けた。【加藤沙波】</p>

<p>視点 「声」共有の仕組みを</p>

<p>　県内8例目となる裁判員裁判が9日、判決を迎えた。10日間の日程のうち、法廷で公判が開かれたのは7日間で、これまでの県内の裁判員裁判では最長だった。しかし6人いる裁判員の質問は公判の中でわずか1回。裁判後の記者会見でようやく「悩み、苦しかった」と心境を明かした。<br />
　日程の長さや内容の複雑さはもちろん、遺族の心情をくみ、司法関係者を逆恨みする被告を裁くことは、一般市民である裁判員にとって大きな重圧だっただろう。それでも、現状では裁判員がどう関わったのかよく分からず、市民が裁判員を務める意義が伝わらなかった。<br />
　最高裁が今年1～2月に実施した意識調査では、「裁判員として裁判に参加したいか」との質問に「参加したい」「参加してもよい」と回答したのは、前年同期の調査と比べ3・5ポイント減の15％。「あまり参加したくない」「参加したくない」は同3<br />
・8ポイント増の84％と、国民の参加意欲は低下している。<br />
　市民の視点で裁判員制度を考える「裁判員ネット」(東京都千代田区)代表理事、大城聡弁護士は「質問しないからといって裁判員の意欲が低いとは一概には一言えない」と指摘する。休廷時間中に話し合った内容を、公判で裁判官が質問する場合などもあるからだ。<br />
　裁判後も裁判員には守秘義務がある。しかし、大城弁護士は「必要以上に萎縮するケースが多く、社会的共有の壁になっている」と指摘。「判決文に裁判員の意見はどう反映されたかを明らかにするなど、裁判の透明性を上げるべきだ」と話す。<br />
　裁判員裁判が始まって2年半。裁判員経験者の「声」を社会で共有する仕組みを作らなければ、制度への理解は広がらないだろう。<br />
【加藤沙波】</p>

<p><br />
弁護士殺害で懲役30年 秋田地裁「酌量の余地ない」</p>

<p>秋田市の弁護士、津谷裕貴さん(当時55歳)を殺害したとして殺人罪などに問われた同市の無職、菅原勝男被告(67)の裁判員裁判の判決が9日、秋田地裁であった。馬場純夫裁判長は「身勝手な理由や思い込みによる逆恨み以外の何物でもなく、犯行の動機に酌量の余地はない」として懲役30年(求刑・無期懲役)を言い渡した。<br />
　判決によると、菅原被告は離婚後の財産分与で元妻の代理人となった津谷さんに恨みを抱き、昨年11月4日午前4時ごろ、津谷さん宅に刃物や拳銃などを持って侵入。殺意をもって刃物を津谷さんに突き出し殺害した。<br />
　弁護側は、警察官に押さえられていたところに津谷さんが覆いかぶさって刃物が刺さったとして殺人未遂罪を主張したが、判決は津谷さんの傷痕などから菅原被告の供述は「極めて不自然」と遺けた。<br />
【加藤沙波、坂本太郎】<br />
</p>]]>
        
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    <title>20111210 殺意「極めて強固」 弁護士刺殺 懲役30年 「刃物突き出し殺害」 - 故津谷裕貴弁護士の会実働チーム専用サイト</title>
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    <published>2012-01-28T15:00:00Z</published>
    <updated>2012-02-23T07:04:52Z</updated>

    <summary>20111210読売新聞.pdf 　2010年11月、秋田市の弁護士津谷裕貴さん...</summary>
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        <name>Naoto Omi</name>
        
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        <![CDATA[<p><a href="http://www.omi-lo.com/kotsuyahirotakabengoshinokai/kotsuya/20111210%E8%AA%AD%E5%A3%B2%E6%96%B0%E8%81%9E.pdf">20111210読売新聞.pdf</a></p>

<p>　2010年11月、秋田市の弁護士津谷裕貴さん(当時55歳)が刺殺された事件の裁判員裁判。秋田地裁の馬場純夫裁判長は9日の判決で、殺人などの罪に問われた同市泉中央、無職菅原勝男被告(67に懲役30年(求刑・無期懲役)を言い渡した。事件直後、駆けつけた警察官2人が、津谷さんを一時制圧した行為が明らかになった。県警は当時、「(津谷さんを)被疑者と勘違いした」と説明した後、取り消した。しかし、馬場裁判長は判決で、「警察官2人が駆けつけ、被害者を犯人と取り違えて取り押さえた」とし、警察官が津谷さんを犯人と勘違いしたことを明確に認定した。</p>

<p>　この裁判では、菅原被告が殺意を持って津谷さんを刺したのか、偶発的に刃物が刺さり、結果として津谷さんが死亡したのかが、最大の争点だった。<br />
　弁護側は公判で、菅原被告が寝室で、刃物を持ったままあおむけに倒れ、警察官に制圧されたところ、津谷さんが覆いかぶさるように倒れてきて刺さったと主張。偶発的に刺さったため、殺人罪でなく、殺人未遂罪にあたり、「懲役15年が相当」と主張していた。<br />
　馬場裁判長は判決で、刃物が刺さった状況について、弁護側の主張を「不自然」と指摘し、菅原被告の公判での説明も「合理的な理由もなく二転三転させており、信用できない」と断じた。<br />
　その上で、廊下の血痕や証人として出廷した警察官2人の証言などを基に、菅原被告が刃物を構えて、廊下にいた津谷さんに駆け寄り、「殺意をもって刃物を突き出し、胸に2か所の傷を生じさせ、殺害した」と認定。弁護側の主張を全面的に退けた。<br />
　馬場裁判長は動機について、菅原被告が離婚した元妻との財産分与を巡る裁判で、元妻の代理人を務めた津谷さんを思い込みで恨んだと認定し、「極めて強固な殺意が推認される。刑事責任は極めて重大」と指弾した。<br />
　一方で、「計画全体はずさん。司法制度への挑戦と評価するのは相当と言えない」と量刑理由を述べた。<br />
　判決によると、菅原被告は10年11月4日午前4時頃、秋田市泉北の津谷さん宅に侵入し、剪定ばさみを分解した片刃で津谷さんの胸を刺して殺害した。</p>

<p>遺族の陳述触れず<br />
地検が不満の会見</p>

<p>　秋田地検の鈴木敏宏次席検事は判決後、同地検で記者会見し、「被害者の無念や遺族の今も癒やされない気持ちに応えるものかどうか、判決を検討し、(控訴するかどうか)上級庁と協議の上、適正に対処したい」と述べた。<br />
　鈴木氏は会見で、検察側の主張に沿って事実認定された点を評価。だが、判決の中に、津谷さんの遺族らが公判で意見陳述した内容が触れられていないことを挙げ、「裁判員裁判だからこそ、遺族の無念さなどが反映されると思っていた。応えて欲しかった」と不満をにじませた。<br />
　一方、被告の弁護人2人は判決後、報道陣の取材に応じず、無言のまま地裁を立ち去った。</p>

<p>被害者取り違え認定</p>

<p>　津谷さんが殺害された事件では、110番した妻良子さんは、駆けつけた警察官2人が廊下で、菅原被告から奪い取った拳銃を手にしていた津谷さんの両腕を、両脇から高く上げて押さえた場面を目撃した、としている。<br />
　津谷さんはその直後、菅原被告に刺された。<br />
　県警は当初、この行為について「(津谷さんを)被疑者と勘違いしていた」と説明。しかし、後にこれを撤回し、津谷さんから拳銃を取り上げるためだったと一転させた。<br />
　良子さんら遺族は、津谷さんの死と、警察官2人の行為との因果関係について、県警に真相を解明するよう求めてきた。<br />
　警察官2人は証人として公判に出廷。津谷さんから拳銃を取り上げた後、良子さんの「あっちあっち」という声などで菅原被告が犯人と認識したことなどを証言したが、「勘違い」には言及しなかった。<br />
　しかし、馬場裁判長は判決で、「警察官2人が駆けつけ、拳銃を手にしていた被害者を犯人と取り違えて取り押さえた」と認定。「ほどなく被害者を離したが、その隙に被告は刃物を手にし、被害者に駆け寄った。刃物を突き出し殺害した」と指摘した。<br />
　この点について、県警の佐藤憬・刑事部長は取材陣に対し、「警察官2人が法廷で証言した結果と承知している。当方の見解はこれまで述べてきたとおりで、我々の認識と事実認定に大きな相違はないと考えている」と繰り返した。</p>

<p>「最低でも無期」遺族衝撃</p>

<p>裁判員「量刑、精いっぱい議論」</p>

<p>　裁判員6人と補充裁判員1人が判決後、匿名とすることや、撮影しないことを条件に記者会見に応じた。<br />
　公判では、津谷さんの遺族が被害者参加制度を利用して意見陳述をした。<br />
　これについて、「裁判員2番」の中年女性は「(遺族の意見陳述で)遺族の気持ちが分かって、その場から逃げ出したい気持ちになった」と話した。補充裁判員を務めた秋田市の20歳代の男性会社員は「遺族にとって、被害者が亡くなったことの重たさを感じた」と語った。<br />
　菅原被告の回象について、50歳代の男性会社員は「主張が一貫しているとも言えるが、(法廷に)遺族もいることを考えると、話し方に人間として落胆することもあった」と感想を述べた。<br />
　また、「裁判員2番」の女性は「夢の中に出てくるほど悩んだが、(量刑は)みんなで精いっぱい議論した結果」と述べた。<br />
　今回の裁判員裁判は、県内で過去最長の12日間に及んだ。男性会社員(40)は「会社にだいぶ迷惑をかけた」と述べ〉大館市の男性会社員(32)は「会社に早めに対応してもらったので問題はなかった」とした。</p>

<p>弁護士「検察の立証不十分」</p>

<p>　津谷さんの妻良子さん(54)ら遺族は判決後、秋田市の市文化会館で記者会見に応じ、判決への不満を述べた。<br />
　良子さんは会見で、「裁判員の審議の結果だが、最低でも無期と思っていたので、残念でショックは大きい」と絞り出すように話した。さらに津谷さんの長男で公務員の俊さん(28)も「(裁判中に)菅原被告に反省の態度が無かったことや、遺族の思い、意見陳述の内容が加味されておらず不満」と話した。<br />
　会見に同席した「故津谷裕貴弁護士の会」代表の吉岡和弘弁護士は「現場での警察官の動きなどが詳細に立証されず、検察の立証が不十分だったことが、判決に響いた」と述べた。</p>

<p>　被告、判決聞きうなずくしぐさ</p>

<p>　菅原被告は開廷5分前、初公判時と同じチャコールグレーのスーツに青いネクタイ姿で入廷した。<br />
　証言台に立った被告は、馬場裁判長から懲役30年の判決を言い渡されると、少しうなずくしぐさを見せて着席。馬場裁判長が判決理由などを読み上げる間、じっと裁判長の方を見据えていた。判決が読み上げられた後、菅原被告は裁判長に向かって「ありがとうございます」と言った。<br />
　一方、津谷さんの妻良子さんは遺影を抱えて傍聴席に座り、じっと目を閉じて判決を聞いていた。</p>

<p>■判決の要旨<br />
【犯行に至る経緯】<br />
　被告は30年程前、市議選挙を通じて被害者と知り合った。被告が200l年に離婚した際、被害者が被告の元妻の代理人となり、財産分与の調停を申し立てた。<br />
　被告は、被害者が代理人となったのは、裁判官や不動産鑑定士と結託し、不公平な審判を出させ、多額の報酬を得るためだったと考えるようになった。被告は強い恨みを持ち、殺害を計画するようになった。<br />
【罪となる事実】<br />
　10年11月4日午前4時頃、被告は恨みを晴らすため、被害者を殺害し、可能ならその前に拉致して裁判所に連行する目的で被害者宅に侵入。被害者に拳銃を突きつけ、火薬入りベストを着るよう迫ったが拒否され、拉致を断念した。拳銃の引き金を2回引いたが操作を誤り発射されず、もみ合いとなった。<br />
　その後、警察官2人が駆けつけ、拳銃を被告から取り上げて手にしていた被害者を犯人と取り違えて取り押さえた。ほどなく警察官らは被害者を離したが、その隙に被告は応接室に置いていた刃物を手にL、やりのように構えて廊下にいた被害者に駆け寄った。被告は殺意を持って刃物を複数回突き出し、被害者の胸に2か所の傷を生じさせて殺害した。<br />
【事実認定の補足説明】<br />
　被告は、被害者宅に侵入する際、刃物や拳銃など極めて殺傷能力の高い凶器を持ち込んでおり、拉致の成否にかかわらず、被害者を殺害する目的があった。<br />
　廊下には多数の血痕が存在し、証人の警察官2人は、刃物を持った被告と、被害者が廊下で組み合う形になったと証言している。証人2人は、間違えて被害者を一度取り押さえたことなど、不適切な行動をしたと評価されかねない内容も隠さずに証言しており、信用できる。<br />
　被告が殺意をもって刃物を突き出したことで被害者に2か所の傷が生じて死亡した。被告の行為と被害者の死亡との聞に因果関係があることは明らか。<br />
【量刑の理由】<br />
　被害者に恨みを持った理由に全く正当性がなく、身勝手な理由や思いこみによる逆恨みで、動機に酌量の余地はない。計画性が高く、極めて強固な殺意が推認される。<br />
　しかし、被告の計画全体はずさんで幼稚さを感じさせる。個人的な恨みが根底にあり、司法制度への挑戦と評価することは相当といえない面もある。<br />
　被告の刑事責任は極めて重大だが、無期懲役には躊躇を覚える。有期懲役の上限が相当と判断した。</p>

<p>弁護士殺害に懲役30年　秋田地裁</p>

<p>　秋田市の弁護士津谷裕貴さん(当時55歳)を2010年11月に刺殺したとして、殺人などの罪に間われた秋田市泉中央、無職菅原勝男被告(67)の裁判員裁判の判決が9日、秋田地裁であった。馬場純夫裁判長は「計画性が高く、極めて強固な殺意があり、殺人罪の中でも相当悪質」などと述べ、懲役30年(求刑・無期懲役)を言い渡した。<br />
　事件を巡っては、110番で駆け付けた警察官2人が津谷さんを一時制圧し、県警は当初、「被疑者と勘違いした」と説明。その後、津谷さんが被告から奪い取った拳銃を取り上げるためだったと一転させた。<br />
　馬場裁判長は判決で、「犯人と取り違えて取り押さえた」と認定し、「その隙に、被告は刃物を手にし、被害者に駆け寄った」とした。<br />
　津谷さんの遺族は、津谷さんの死と警察官の行為の因果関係について、県警に真相究明を求めている。<br />
</p>]]>
        
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    <title>20111210 弁護士刺殺に懲役30年判決 秋田地裁 - 故津谷裕貴弁護士の会実働チーム専用サイト</title>
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    <published>2012-01-28T15:00:00Z</published>
    <updated>2012-02-23T06:35:16Z</updated>

    <summary>20111210朝日新聞.pdf 　秋田市の弁護士津谷裕貴さん(当時55)が昨年...</summary>
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        <name>Naoto Omi</name>
        
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        <![CDATA[<p><a href="http://www.omi-lo.com/kotsuyahirotakabengoshinokai/kotsuya/20111210%E6%9C%9D%E6%97%A5%E6%96%B0%E8%81%9E.pdf">20111210朝日新聞.pdf</a></p>

<p>　秋田市の弁護士津谷裕貴さん(当時55)が昨年11月、自宅で刺殺された事件で、殺人罪などに問われた菅原勝男被告(67)の裁判員裁判の判決が9日、秋田地裁であった。馬場純夫裁判長は懲役30年(求刑無期懲役)を言い渡した。<br />
　判決によると、菅原被告は昨年11月4日午前4時ごろ、刈り込みばさみや拳銃などを持って津谷さん宅に侵入。津谷さんの胸などに、はさみを複数回突き出し、刺殺した。<br />
　津谷さんは、被告の離婚後の財産分与をめぐる調停で、元妻の代理人を務めていた。不満を募らせた被告が、津谷さん宅に押し入り事件が起きた。馬場裁判長は「逆恨み以外のなにものでもなく、動機に酌量の余地はない」と指摘した。<br />
　また判決は、現場に駆けつけた警察官2人が、被告から拳銃を奪っていた津谷さんを犯人と間違えて取り押さえたとも認定した。<br />
　津谷さんの妻良子さん(54)は、犯人に間違えられた津谷さんが身動きがとれなくて刺された可能性があるとの疑念を持っているが、判決はこの点については触れなかった。判決について、「最低でも無期懲役と思っていた。残念でショックが大きい」と話した。</p>

<p><br />
弁護士刺殺 懲役30年判決 殺意最初から</p>

<p>　秋田市の弁護士津谷裕貴さん(当時55)刺殺事件で、殺人罪などに問われた菅原勝男被告(67)に秋田地裁は9日、懲役30年(求刑無期懲役)の判決を言い渡した。判決後、感謝の言葉を述べた被告とは対照的に、最後まで事件への反省や謝罪の言葉を聞けなかった遺族は落胆を隠せなかった。</p>

<p>「被告供述、信用できぬ」</p>

<p>　菅原被告はこれまでの公判と変わらず、黒のスーツに青のネクタイ姿。馬場裁判長に促され、証言台の前のいすに座った。<br />
　「懲役30年に処する」<br />
　馬場裁判長が主文を読み上げる間、被告はじっと聞いていた。言い渡しが終わると、被告は「ありがとうございます」と一礼した。<br />
　離婚をめぐり、元妻の代理人を務めていた弁護士が刺殺された今回の事件。判決では、被告が、財産分与などに不満を持ち、昨年11月4日午前4時ごろ、拳銃など複数の凶器を持って津谷さん宅に侵入。刈り込みばさみを分解して片刃にした刃物を、津谷さんに向かって数回突き出し、胸と腹の2カ所に傷を負わせ、死亡させた。<br />
　争点は、住居侵入の目的▽2力所の刺傷が生じた経緯▽被告の行為と死の因果関係などだった。<br />
　弁護側は、被告は、津谷さんを拉致して離婚の審判をやり直す計画だったので、押し入った際に殺意はなかったと主張。傷も津谷さんが倒れ込んで刺さったもので、被告の意図的な行為ではないと説明、殺人未遂罪にあたるとして懲役15年が相当としていた。<br />
　判決は検察側の主張に沿う内容だった。被告が①拉致できるできないに関わらず最初から津谷さんを殺すつもりだった②刃物で突き刺したため、傷ができたと考えるのが合理的③殺意を持って刃物を突き出した、と判断。また、公判で二転三転した被告の供述は「信用できない」とした。<br />
　ただ、馬場裁判長は「犯行は相当悪質で、被告の刑事責任は極めて重い」と指摘しながらも、求刑の無期懲役とすることには、「知人であった津谷さんへの個人的な恨みを募らせた犯行。司法に対する挑戦とは言えず躊躇を覚える」と述べた。<br />
　検察側は、被告が公判を通じて遺族に謝罪する場面はなく、反省の態度も示さなかったことから、「再犯の可能性が高い」と主張していたが、判決はそれに触れなかった。<br />
　秋田地検の鈴木敏宏次席検事は「裁判員の方々が真剣に議論されたうえでの結果だと思うが、被害者の無念や遺族の今も癒やされない気持ちに、十分応えるものと言えるかどうか、検討したい」と話した。</p>

<p>「精一杯議論」<br />
裁判員会見</p>

<p>　判決後、男性4人、女性2人の裁判員全員が記者会見に出席した。裁判を終えた感想を聞かれると、女性の1人は「一生、心に何かが残ったまま生きていかなければいけないのかな」と話し、殺人事件を裁くことの難しさを打ち明けた。量刑については「みんなで精いっぱい議論し合った結果」と語った。<br />
　この裁判では秋田で初めて遺族が参加した。遺族の陳述などを聞いた裁判員は「その揚から逃げ出したい気持ちになりました」「(遺族の)気持ちが分かり、つらかったです」などの感想を残した。<br />
　法廷で遺族に謝罪をしなかった被告の印象を問われると、仙北郡の50代男性は「遺族の前で、こういった(被告の)言い方はどうなのか、と思う場面もありました。人間として落胆するような場面もあったと感じました」と話した。</p>

<p>「改めてお悔やみ」<br />
県警</p>

<p>県警は佐藤憬刑事部長名で「被害者をはじめ、ご遺族の方々には改めてお悔やみ申し上げます。警察としては、今回の事件を踏まえ、今後とも、組織をあげて初動対応能力の強化に取り組み、県民の安全で安心な暮らしを守るべく最大限の努力を行って参ります」との談話を出した。</p>

<p>「とても残念」被害者の妻</p>

<p>　判決の間、津谷さんの妻良子さん(54)は傍聴席で遺影を抱き、馬場裁判長の言葉を聴いていた。判決後、遺族は秋田市分化会館で記者会見。良子さんは終始、沈痛な表情だった。「想定していなかった判決。最低でも無期懲役だと思っていた。とでも残念でショックが大きい」と声を落とした。控訴について「私の希望としてはそうしたい」と述べた。<br />
　遺族は裁判で被害者参加人として意見を述べた。量刑について、良子さんが「最も重い刑罰を望みます」と述べるなど死刑を求めていた。遺族代理人の西野大輔弁護士は「津谷弁護士と被告が知り合いだったということが強調され、量刑に響いたようだ。反省や謝罪もない被告の態度は反映されておらず、残念だ」と話した。</p>

<p>■判決要旨</p>

<p>【住居侵入の目的】極めて殺傷能力の高い凶器を複数持ち込んだことなどから、被告は被害者宅に侵入する時点から、殺害する目的があったと認められる。<br />
【被害者に2カ所の傷ができた経緯】傷の角度などから、被告が殺意をもって刃物を被害者に突き出したことで2カ所の傷が生じて死亡したと認められる。<br />
【量刑の理由】逆恨み以外の何物でもなく、犯行の動機に酌量の余地はない。しかし、ただちに法治国家を揺るがしかねない、司法制度に対する挑戦と評価するのは相当といえない面もある。無期懲役をもって処断するには躊躇(ちゅうちょ)を覚え、有期懲役刑の上限の刑が相当と判断した。</p>]]>
        
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    <title>20111210 菅原被告に懲役30年 秋田地裁判決 逆恨みの殺意認定 弁護士殺害事件 - 故津谷裕貴弁護士の会実働チーム専用サイト</title>
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    <published>2012-01-28T15:00:00Z</published>
    <updated>2012-02-04T00:40:15Z</updated>

    <summary>20111210魁.pdf 　昨年11月に秋田市の弁護士津谷裕貴さん=当時(55...</summary>
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        <name>Naoto Omi</name>
        
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        <![CDATA[<p><a href="http://www.omi-lo.com/kotsuyahirotakabengoshinokai/kotsuya/20111210%E9%AD%81.pdf">20111210魁.pdf</a></p>

<p>　昨年11月に秋田市の弁護士津谷裕貴さん=当時(55)=を片刃の枝切りばさみで刺殺したとして、殺人の罪などに問われた無職菅原勝男被告(67)=同市=の裁判員裁判で、秋田地裁(馬場純夫裁判長)は9日、有期刑で最長となる懲役30年(求刑無期懲役)の判決を言い渡した。<br />
■関連記事26、27面</p>

<p>　判決で馬場裁判長は「被害者に恨みを持つに至った理由には全く正当性がなく、逆恨み以外の何者でもない。動機に酌量の余地はない」と判断。その上で「計画全体にずさんさ、幼稚さを感じさせ、個人的恨みが根底にある」と指摘、「犯行は相当悪質で刑事責任は極めて重いが、無期懲役にはちゅうちょを覚える。懲役30年が相当」と述べた。<br />
　駆け付けた警察官2人の対応については「被害者を犯人と取り違えて取り押さえた」と認定。その上で、争点となった住居侵入の目的について「殺傷能力の高い拳銃や枝切りばさみを持ち込んでおり、侵入時から殺害の意図を持っていたことは疑いようがない」、2カ所の傷が生じた経緯については「前後関係は確定できないが、傷の角度などからすれば倒れた時に生じるのは困難」と判断、検察側の主張をほぼ認めた。<br />
　その上で「被告が殺意を持って枝切りばさみを突き出したことで、(津谷さんに)2か所の傷が生じた」とし、菅原被告の行為と津谷さんの死亡との因果関係は明らかとした。<br />
　弁護側が主張した妄想性人格障害の'可能性については「恨みを持つに至った経緯は十分に了解でき、病的要素を見いだせない」として退けた。<br />
　判決によると、菅原被告は離婚調停をめぐり元妻の代理人を務めた津谷さんに対し恨みを募らせ、昨年11月4日午前4時ごろ、拳銃や枝切りさみなどを持って津谷さん宅に侵入。津谷さんの左胸などを刺して殺害した。</p>

<p><br />
悲痛な叫び「心痛む」 裁判員会見</p>

<p>　閉廷後、秋田地裁では、裁判員全6人と補充裁判員1人の計7人（男性5人、女性2人）が出席して記者会見が開かれた。「夢に出てくるほど悩んだ」などとし、初公判から懲役30年という量刑判断に至るまでの心境をそれぞれが吐露、判決については「みんなで十分に検討した結果」などと述べた。<br />
　裁判員らは「貴重な経験ができた」としたものの、女性裁判員の一人は「（自分がした判断を）一生、心に抱えたまま生きていかなければならない」と複雑な思いを口にした。菅原被告が最後まで謝罪の言葉を口にしなかったことには、「事件発生から1年以上たっているのに、反省ができていない」との意見のほか、「自分の気持ちに素直な人なのかなと思った」という見方を示す裁判員もいた。<br />
　今回は本件の裁判員裁判では初めて、被害者参加制度を利用して遺族が意見を陳述。悲痛な叫びを聞いた裁判員らは「心が痛んだ」「その場から逃げ出したい気持になった」「事件の大きさを再認識した」などと語り、裁判員が遺族の言葉を重く受け止めたことをうかがわせた。<br />
　殺人事件の審理という重責に加え、拘束期間が10日間に及んだことから、多くの裁判員が「疲れた」と口にした。仕事を長期間休まざるを得なかった会社員は「休みをどうやって取得するか、会社で遅くまで協議した」とし、「勤め先に迷惑を掛けた」と話す人も。再び候補者に選ばれた場合を問われると、「辞退したい」などとする消極的な声が目立った。</p>

<p>警察官の取り違え認定</p>

<p>　警察官2人は拳銃を手にした被害者を、犯人と取り違えて取り押さえた-。弁護士の津谷さんが駆け付けた警察官の目の前で刺殺された事件で、地裁判決は甲事実認定した。「勘違いでも誤認でもなかった」とする県警の検証結果とは異なる内容に対し、県警の佐藤憬刑事部長は「取り違えはしていない」との認識を示した。<br />
　判決は、警察官2人は、拳銃を奪い取った津谷さんと菅原被告を取り違えた後、ほどなく手を離したと認定。しかし、その好きに片刃の枝切りばさみを手にした菅原被告が廊下にいた津谷さんに駆け寄り、枝切りばさみを数回尽きだして刺したなどとした。<br />
　警察官が津谷さんを取り押さえた行為について、県警は事件発生当初、被害者と容疑者がどちらであるかを、芸面的な判断から「勘違いした」と説明。その後の検証で、「どちらかを認識する以前に、危険防止のため拳銃を取り上げた。現場の警察官の対応に問題はなかった」と結論付けていた。<br />
　事件の真相解明を求める有志の会「故津谷裕貴弁護士の会」の近江直人事務局長（秋田弁護士会副会長）は「判決の事実認定は、県警の言い分が詭弁だと端的に示している。誰が見てもおかしいという市民感覚が反映されている」と評価した。</p>

<p>判決要旨</p>

<p>　秋田地裁が9日に言い渡した判決の要旨は次の通り。<br />
　【犯罪事実】<br />
　被告は、家事審判で元妻の代理人となった被害者に強い恨みを持ち、2010年11月4日午前4時ごろ、被害者を殺害し、可能ならその前に被害者を拉致する目的で秋田市泉の被害者宅に侵入。持ち込んだ拳銃を奪おうとした被害者と廊下の台所入り口付近でもみ合いになった。その後、駆け付けた警察官2人は拳銃を手にした被害者を被告と取り違えて取り押さえた。ほどなく警察官は被害者を話したが、被告はその隙に片刃の枝切りばさみ（刃物）を手にし、廊下にいた被害者に向け突進。廊下の台所入り口付近から被害者寝室内部の入口付近で、殺意をもって刃物を複数回突き出して胸と腹2カ所の傷を生じさせ、同日午前5時半ごろ、心損傷に基づく左胸腔（きょうくう）内出血により死亡させ殺害した。<br />
　【量刑の理由】<br />
　被害者を恨む理由に全く正当性がなく、身勝手な理由や思い込みによる逆恨みで動機に酌量の余地はない。殺傷能力の高い複数の凶器をはじめ、被害者を拉致する道具まで多数準備。計画性が高く手段を選ばない極めて危険な犯行と言える。<br />
　ためらいなく拳銃の引き金を2回引く極めて危険性の高い行為に及んだことは量刑判断の重要な一要素。被害者の深い傷2カ所から極めて強固な殺意も推認される。掛け替えのない命が失われたという重大な結果が生じたことは言うまでもなく、犯行は殺人罪の中でも相当悪質であり、刑事責任は極めて重い。<br />
　しかし、犯行計画の拉致は実現可能性が低く、拳銃の操作を誤るなど計画全体にずさんさ、幼稚さを感じさせる。また、純粋に裁判結果に対する不服から犯行に及んだのではなく、個人的な恨みなどが根底にあり、直ちに法治国家を揺るがしかねない、司法制度への挑戦とするのは相当ではない面もある。これらの事情を考慮すれば、被告の刑事責任は極めて十大だが、無期懲役にはなお、ためらいを覚える。有期刑の上限の懲役30年が相当と判断した。</p>

<p><br />
秋田市弁護士殺害事件判決 遺族ら「不満」「残念」</p>

<p>　「主文　被告を懲役30年に処する」-。秋田地裁で9日開かれた秋田市弁護士殺害事件の判決公判。同市の弁護士津谷裕貴さん=当時(55)=を刺殺したとして、殺人などの罪に問われた無職菅原勝男被告(67)=同市=の刑事責任について、馬場純夫裁判長は「極めて重大」としながらも、遺族が望む極刑や、検察側が求刑した無期懲役を下回る判決を言い渡した。津谷さんの妻良子さん(54)は閉廷後、「有期刑は想定していなかった。ショックで血の気が引いた」と無念さをにじませ、検察に控訴を働き掛けていく考えを示した。</p>

<p>被告、目合わせず退廷</p>

<p>　菅原被告は、これまでと同じ黒のスーツ姿で入廷。弁護士と軽く言葉を交わして席に着くと大きくひと呼吸し、両手の指を組んで、せわしそうに親指を回しながら開廷を待った。判決言い渡し後は、馬場裁判長に向かって「ありがとうございました」と一礼。遺族への言葉はなく、津谷さんの遺影を手にした良子さんら遺族と目を合わせないまま、法廷を後にした。<br />
　判決で馬場裁判長は、菅原被告の犯行動機を「身勝手な理由や思い込みによる逆恨みで、殺人罪の中でも相当悪質」と指摘。その一方で菅原被告が、法廷で津谷さんを侮辱するような発言をしたことや、遺族の強い処罰感情については触れなかった。<br />
　閉廷後、良子さんら遺族は地裁近くの市文化会館で会見。求刑の無期懲役を下回る判決に対し「とても不満」「残念だ」と口をそろえた。<br />
　良子さんは、菅原被告がまだ恨みを晴らしていないと法廷で供述したことを挙げ、「（高齢とはいえ）出所してきたらと思うと不安」と話した。事件発生から判決まで1年1カ月を要したことには「長かった。判決で気持ちが少しは晴れると思っていたが、そうはならなかった」とうつむいた。<br />
　被害者参加制度を利用して審理に加わった西野大輔弁護士は「量刑理由や事実認定には、疑問が残る」。津谷さんの友人の弁護士は検察官の立証不足が判決に影響したとの見方を示し、「事件の真相解明という点で評価はゼロ」と批判した。</p>

<p><br />
初動対応強化に努力</p>

<p>　佐藤憬・県警刑事部長　亡くなった被害者をはじめ、遺族に対し、あらためてお悔やみを申し上げる。警察としては、今回の事件を踏まえ、今後とも、組織を挙げて初動対応能力の強化に取り組み、県民の安全で安心な暮らしを守るため最大限、努力する。</p>

<p>判決をよく検討し対処</p>

<p>　鈴木敏宏・秋田地検次席検事　裁判員の真剣な議論の結果だとは思うが、被害者の無念や、遺族の癒やされない気持に十分応えたものと言えるかどうかとの思いがある。判決をよく検討し、遺族の気持ちも聞きながら上級庁と協議して対処したい。</p>

<p>県警の信頼回復道半ば</p>

<p>解説</p>

<p>　菅原被告は一方的に恨みを募らせて未明の住宅に押し入り、弁護士を殺害したとして、裁判員裁判は勇気懲役刑の上限となる懲役30年が妥当と結論づけた。検察側は弁護士に対する凶行などを理由に、1人を殺害した罪としては重い無期懲役を求刑したが、裁判員は「司法制度に対する挑戦に相当するとは言えない」などと判断した。<br />
　被告の主張で目立ったのは被害者の津谷裕貴さんに対する根深い恨み。最後まで謝罪の言葉はなかった。日案血は検察側の主張をほぼ認める一方、被告の更生の余地や被害者参加制度を利用した遺族の悲痛な訴えについては踏み込まなかった。<br />
　極刑を求めた遺族は判決との落差に不満を口にしたが、放送関係者の中には、被告の年齢を考えれば、検察の求刑と「大差はない」との見方もある。評価の分かれる判決だったと言えよう。<br />
　今回の裁判は警官が駆けつけていながら被害者を救えなかった事件の特異性から、全国的に中臆された。公判では犯行現場にいた警官2人が証人尋問で出廷したが、証言内容は県警による従来の主張の域を出なかった。<br />
　県警の説明と遺族の証言が食い違う中、判決は「警官らが被害者を犯人と取り違えて取り押さえた」と認定。県警は判決後、あらためて「取り違えた事実はない」との認識を示し、遺族の不信感を一層募らせる結果となった。<br />
　遺族が真相究明にこだわるのは、警察官の初動対応に落ち度はなかったかとの疑いが拭いきれないからだ。県民の命を救えなかった事実は重い。県警が事件の教訓をどう生かし、再発防止につなげるのか。今回の判決で一つの節目を迎えたが、県警の信頼回復はまだ道半ばだ。<br />
　県内8件目の裁判員裁判を体験した県民は、負担感や重圧を口にした。家族間以外の殺人罪を審理したケースは今回が初めて。裁判員へのケアや日程が適切だったのかなど今後の検証が必要だ。<br />
(荒川康一)</p>]]>
        
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    <title>20111208 弁護士殺害あす判決 住居侵入の目的など争点 - 故津谷裕貴弁護士の会実働チーム専用サイト</title>
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    <published>2012-01-28T15:00:00Z</published>
    <updated>2012-02-03T23:45:30Z</updated>

    <summary>20111208毎日新聞秋田版.pdf 　秋田市の弁護士、津谷裕貴さん(当時55...</summary>
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        <name>Naoto Omi</name>
        
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        <![CDATA[<p><a href="http://www.omi-lo.com/kotsuyahirotakabengoshinokai/kotsuya/20111208%E6%AF%8E%E6%97%A5%E6%96%B0%E8%81%9E%E7%A7%8B%E7%94%B0%E7%89%88.pdf">20111208毎日新聞秋田版.pdf</a></p>

<p>　秋田市の弁護士、津谷裕貴さん(当時55歳)を殺害したとして、殺人罪などに問われた同市の無職、菅原勝男被告(67)の裁判員裁判は9日、秋田地裁(馬場純夫裁判長)で判決が言い渡される。5日の論告求刑公判で検察側は「反省がなく、再犯の可能性が高い」として無期懲役を求刑。遺族は被害者参加制度を利用し、弁護士を通じて死刑を求める量刑意見を述べた。弁護側は懲役15年が相当と主張している。<br />
　主な争点は、住居侵入の目的▽致命傷となった2カ所の傷ができた経緯▽量刑ーの3点。検察側は、菅原被告が離婚後の財産分与で元妻の代理人となった津谷さんを一方的に恨み、殺害目的で拳銃や刃物などを持って侵入、廊下で立っていた津谷さんを刺したとした。一方、弁護側は、住居侵入は津谷さんを裁判所へ拉致する目的だったと主張。寝室で警察官2人に押さえられているところに津谷さんが飛び込んできて刃物が刺さったとし、殺人未遂罪の適用を求めている。<br />
　離婚訴訟を巡るトラブルで、10年6月に横浜市の弁護士(当時42歳)が殺害された事件では、最高裁で服役囚の男の無期懲役が確定している。<br />
【加藤沙波】</p>]]>
        
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    <title>20111208 刃物刺さった状況どう認定 弁護士刺殺 裁判員裁判あす判決 - 故津谷裕貴弁護士の会実働チーム専用サイト</title>
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    <published>2012-01-28T15:00:00Z</published>
    <updated>2012-02-03T23:30:40Z</updated>

    <summary>20111208読売新聞秋田版.pdf 　2010年11月、秋田市の弁護士津谷裕...</summary>
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        <name>Naoto Omi</name>
        
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        <![CDATA[<p><a href="http://www.omi-lo.com/kotsuyahirotakabengoshinokai/kotsuya/20111208%E8%AA%AD%E5%A3%B2%E6%96%B0%E8%81%9E%E7%A7%8B%E7%94%B0%E7%89%88.pdf">20111208読売新聞秋田版.pdf</a></p>

<p>　2010年11月、秋田市の弁護士津谷裕貴さん(当時55歳)を刺殺したとして、殺人などの罪に問われている秋田市泉中央、無職菅原勝男被告(67)の裁判員裁判の判決が9日、秋田地裁(馬場純夫裁判長)で言い渡される。検察側が無期懲役を求刑したのに対し、弁護側は偶発的に刃物が刺さったため「懲役15年が相当」と主張。裁判員らが、津谷さんに刃物が刺さった状況をどう認定するのか、注目される。<br />
　起訴状によると、菅原被告は10年11月4日午前4時頃、秋田市泉北の津谷さん宅に侵入し、剪定ばさみを分解した片刃で、津谷さんの胸などを刺して殺害した、とされる。<br />
　大きな争点なっているのは、菅原被告が殺意を持って津谷さんを刃物で刺して殺害したのか、偶発的に刃物が刺さり、結果として津谷さんが死亡したのかー。<br />
　検察側は、110番を受けて津谷さん宅に駆けつけた警察官2人の目撃証言や、廊下に残っていた血痕、捜査段階での菅原被告の供述などを根拠に、「強い殺意をもって、廊下で津谷さんを刺した」などと主張してきた。<br />
　それに対し、弁護側は殺意があったことは認めた上で、刃物は偶然刺さったとして殺人未遂罪にあたると主張。菅原被告が寝室で、刃物を持ったままあおむけに倒れ、警察官に押さえつけられた際、上から津谷さんが覆いかぶさったため刺さったと説明している。<br />
　菅原被告は被告人質問で、津谷さんが致命傷を負ったとする寝室での状況を間われ、弁護側の主張に沿う内容を述べた。しかし、質問者が変わると、「(津谷さんと)組み合いになり、刃物を置いた」とし、それまでの説明を一転させ、最後は「記憶にない」と述べるなど、説明は暖昧だった。<br />
　一方、菅原被告は公判で離婚した元妻との財産分与を巡る裁判で、元妻の代理人を務めた津谷さんに、「報酬欲しさに不正を働き、財産を奪われたととの思いを抱いていたと説明。検察、弁護側は一方的な恨みが動機としている。<br />
　この公判では、男性4人、女性2人が裁判員を務めている。津谷さんの遺族が被害者参加制度を利用して法廷に立ち、裁判員らに極刑を求めた。</p>]]>
        
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    <title>20111208 死亡原因どう判断 明日判決「殺人」か「未遂」か 秋田市弁護士殺害事件 - 故津谷裕貴弁護士の会実働チーム専用サイト</title>
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    <published>2012-01-28T15:00:00Z</published>
    <updated>2012-02-03T23:18:48Z</updated>

    <summary>20111208魁.pdf 　昨年11月に秋田市の弁護士津谷裕貴さん=当時(55...</summary>
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        <name>Naoto Omi</name>
        
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        <![CDATA[<p><a href="http://www.omi-lo.com/kotsuyahirotakabengoshinokai/kotsuya/20111208%E9%AD%81.pdf">20111208魁.pdf</a></p>

<p>　昨年11月に秋田市の弁護士津谷裕貴さん=当時(55)=を片刃の枝切りばさみで刺殺したとして、殺人の罪などに問われた無職菅原勝男被告(67)=同市=の裁判員裁判判決公判があす9日、秋田地裁（馬場純夫裁判長）で行われる。検察側は「動機に汲むべき事情はなく、反省の態度も見られない」などとして無期懲役を求刑、弁護側は菅原被告が意図的に枝切りばさみを突き刺したことを否定し、殺人未遂を主張、「懲役15年が相当」としている。10日間にわたる後半を通じ、裁判員がどんな判断を下すのかが注目される。</p>

<p>2カ所の傷</p>

<p>　最大の争点は、津谷さんの死亡原因と2カ所の傷が生じた経緯だ。<br />
　検察側は論告で、「寝室入り口と台所の間の廊下」で「被告が枝切りばさみを突き出し、左脇、（致命傷となった）左胸の順で傷を負わせ殺害した。刃体のほとんどがめり込むほど強い力だった」と主張。犯行は計画的で悪質、強固な殺意があったとした。<br />
　弁護側は最終弁論で、「寝室」で「あおむけに倒れた被告が駆けつけた警官2人に取り押さえられた後、津谷さんが2度覆いかぶさってきたために刺さった」と強調。冒頭陳述から一貫して、被告の行為と死亡の因果関係は認められないとしている。</p>

<p>住居侵入の目的</p>

<p>　住居侵入について菅原被告は、離婚調停の結果に不満を持ち、津谷さんを拉致して裁判所に連行、世間を騒がせ、審判の不当さを知らしめることが目的だったと供述。<br />
　これに対し検察側は「一般市民が寝入っている未明に、殺傷能力の高い拳銃や鋭利な枝切りばさみなどを持って殺害目的で侵入した」と指摘。弁護側は「手錠なども持ち込んでおり拉致が目的だったのは明らか。拳銃や枝切りばさみは、津谷さんを脅すためのものだった」としている。</p>

<p>量刑</p>

<p>　検察側は、菅原被告が後半で供述を二転三転させた上、遺族への謝罪の意思が見られない点などを踏まえ、「動機は身勝手で汲むべき事情がない。法秩序を脅かす悪質な犯行。反省の態度も見られず再犯の可能性は高い」などとして無期懲役を求刑した。<br />
　弁護側は、菅原被告と30年来の知り合いの津谷さんが元妻の代理人を務めたことについて、「親しかったことが恨みの原因の一つ。弁護士の倫理上、問題があった可能性もある。同情の余地が一切ないとは言えない」などとして懲役15年が相当とした。</p>

<p>言動と証人尋問</p>

<p>　被告人質問では、菅原被告の憎悪に満ちた言動が際立った。遺族らが傍聴する前で、菅原被告初谷さんを呼び捨てにした上で、「殺されるようなことをしたから殺された。私の持論、間違ってますか」などと供述。<br />
　計8人に及んだ証人尋問では、菅原被告の簡易精神鑑定を行った精神科医が「病的要素や異常はない」として、妄想性人格障害が犯行に影響を及ぼしたとする弁護側主張を否定。量刑では、遺族だけでなく被告の元妻も「極刑を望む」と厳しく非難した。<br />
　9日は午後3時開廷する。</p>]]>
        
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    <title>20111206 検察「計画的、強固な殺意」 弁護士刺殺無期求刑 弁護側「懲役15年相当」 - 故津谷裕貴弁護士の会実働チーム専用サイト</title>
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    <published>2011-12-24T15:00:00Z</published>
    <updated>2011-12-26T07:48:54Z</updated>

    <summary>20111206読売新聞.pdf 　2010年11月、秋田市の弁護士津谷裕貴さん...</summary>
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        <![CDATA[<p><a href="http://www.omi-lo.com/kotsuyahirotakabengoshinokai/kotsuya/20111206%E8%AA%AD%E5%A3%B2%E6%96%B0%E8%81%9E.pdf">20111206読売新聞.pdf</a></p>

<p>　2010年11月、秋田市の弁護士津谷裕貴さん(当時55歳)を刺殺したとして、殺人などの罪に問われた秋田市泉中央、無職菅原勝男被告(67)の裁判員裁判。秋田地裁(馬場純夫裁判長) で5日に行われた論告求刑で、検察側が無期懲役を求刑したのに対し、弁護側は偶発的に刃物が刺さったとの主張から、「懲役15年が相当」と述べて結審した。裁判員らによる評議を経て、9日に判決が言い渡される。</p>

<p>9日に判決</p>

<p>　事件は、菅原被告が離婚した元妻との財産分与を巡る裁判で、元妻の代理人を務めた津谷さんに恨みを募らせたことが動機とされ、この点に検察、弁護側で特に争いはない。弁護側は公判で、刃物を持ったまま倒れ、警察官2人に取り押さえられた菅原被告の上に津谷さんが覆いかぶさってきて偶発的に刺さったため、殺人未遂にあたると主張、大きな争点となっている。<br />
　検察側は論告で、110番通報で駆けつけた警察官2人が、刃物を持った菅原被告と津谷さんが廊下で組み合っていた様子を目撃したことや、廊下に大量の血痕があることから、「廊下で被告が刃物を突き出し、(致命傷を含む)2か所の傷を負わせた」と指摘した。<br />
　さらに、「元妻との裁判で、津谷さんが報酬欲しさに元妻に有利になるよう働いたと思いこみ、津谷さんに殺害したいほどの強い恨みを持っていた」とした。<br />
　その上で、「裁判に関与した弁護士を殺害する行為は、法治国家を揺るがしかねず、社会的影響が大きい」と指弾。「拳銃や刃物を準備するなど計画的で、強固な殺意がうかがえる。反省の態度は認められず、再犯の可能性も高い」と述べた。<br />
　また、津谷さんの遺族の代理人が弁論で、「(被告は)反省も謝罪もなく、遺族の苦しみと恐怖は続いている。市民の回線で十分に検討してもらいたい」と裁判員に語りかけた。<br />
　一方、弁護側は、津谷さんの胸の2か所の傷について、菅原被告が津谷さんと組み合った後、寝室であおむけに倒れ、警察官に取り押さえられた際、「津谷さんが覆いかぶさり、刺さった」と従来の主張を述べ、殺人未遂にあたるとの立場を維持した。<br />
　また津谷さんと菅原被告が30年間近い知り合いだったと指摘した上で、津谷さんが元妻の代理人を務めたことについて、「弁護士法や弁護士倫理に触れる可能性がある。親しかったことが恨みの原因の一つで、同情の余地が一切ないとはいえない」と主張した。</p>

<p>被告、謝罪なし</p>

<p>　菅原被告は弁護側の最終弁論後、馬場裁判長から、「審理を終えるにあたり、述べておきたいことは」と尋ねられると、「一つだけ言わせて下さい」と強い口調で述べ始めた。<br />
　菅原被告は拘置中の今年4月、遺族に津谷さんを批判する内容の手紙を送った理由について、「『私が悪いと決めつけているんでしょう。けんかは両方の話を聞くもんだ』ということを言いたかったんです」と話した。反省や謝罪の言葉はなかった。<br />
　馬場裁判長が閉廷を告げると、菅原被告は「ありがとうございました」と言って一礼した。</p>

<p>「蛮行、決して許せない」 遺族6人が意見陳述</p>

<p>　この日の公判では、津谷裕貴さんの遺族6人が意見陳述し、それぞれに重い刑を求めた。<br />
　津谷さんの弁護士事務所で事務員を務めていた弟の聡さん(55)は「自分の欲望を満たすためだけの蛮行で、決して許せない」と非難。「遺族の気持ちをくみ取って裁いてほしい」と裁判員らに訴えた。<br />
　津谷さんの長男で公務員の俊さん(28)は「大学受験で失敗した後、(津谷さん遺族6人が意見陳述から)『頑張るためのサポートは俺がやる』と言われた」と思い出を振り返り、「(就職して)これから親孝行できると思っていた」と悔しさをにじませた。<br />
　最後に妻良子さん(54)が証言台に立ち、「孫の顔を夫と一緒に見たかった。どんな時も夫がいたならという気持ちで暮らすのでしょう」と声を震わせた。<br />
　さらに良子さんは、今月1日の第4回公判に出廷した際、「日本で科せられる最も重い刑罰を望みます」と述べたことに触れ、「12月1日に答えた思いは、さらに強くなった。人の命は尊いとわかっているが、償わないといけない罪がある」と述べ、改めて極刑を求めた。遺族は閉廷後、県庁で記者会見した。遺族が極刑を求めたのに対し、検察側が無期懲役を求刑したことについて、良子さんは「私たちの心情をわかった上での求刑と聞いている」と理解を示した。</p>

<p>論告要旨</p>

<p>　元妻との財産分与の審判結果に不満を持った被告が、相手方の弁護人であった被害者を一方的に慢み、被害者を拉致殺害するという計画の下、未明に拳銃や刃物などの凶器を携えて被害者の自宅に侵入し、被害者の胸などを突き刺して殺害した計画的な殺人事件。<br />
　被告は被害者を拉致して裁判所に連行した上で殺害するか、拉致に失敗した場合には、被害者宅で殺害する目的で侵入した。<br />
　被告が被害者宅の廊下で、向き合った状態で被害者に刃物を突き出して傷を負わせ、被害者が前かがみになったところへ更に刃物を突き出して胸に傷を負わせた。<br />
　被告は不動産が考えていたより高く売れなかったことへの不満から、審判結果が不当で、被害者が裁判所などに働きかけた結果であると思い込んで被害者に一方的な恨みを持ち、殺意を抱いた。経緯・動機にくむべき点は一切なく、犯行の態様は極めて悪質。<br />
　寝込みを聾われ、刃物で心臓を貫通する刺し傷を負わされ、人生半ばで帰らぬ人になってしまった恐怖感、無念さは言葉では言い表せない。夫、父親を突然失った遺族の悲しみは深く、精神的被害は大きい。<br />
　被害者の一命を奪った結果の重大性、裁判手続きや法秩序を脅かす悪質な犯行で刑事責任は重大。<br />
　被告は、現在も反省の態度は認められず、更生できるとは考えられない。仮に社会に戻ると、遺族や関係者に再び一方的な恨みを抱き、同様の犯行に及ぶ可能性が高い。<br />
　無期懲役を求刑する。</p>

<p>最終弁論要旨</p>

<p>　被告は、被害者とその妻を拉致する道具を準備しており、住居侵入が拉致目的だったのは明らか。<br />
　被告があおむけに倒れて、警察官に抑圧された時、殺意が失われたとの冒頭陳述での主張は撤回し、殺意は継続していたと考える。だが行動の自由は失われており、殺害行為は終了した。<br />
　被告が倒れ込み、行動の自由が失われたところに被害者が覆いかぶさって刺さった。そうなると、因果関係は認められない。<br />
　懲役15年が相当。被告と被害者は30年来の付き合いがあったが、被害者は被告と元妻の財産分与の際、元妻の代理人を受任した。誤解を受け、トラブルになる可能性がある事件を受任するのは、弁護士法や倫理違反の疑いがある。親しかったことが恨みの原因の一つで、同情の余地がないわけではない。<br />
　無期懲役の仮出所は25〜30年がピークで、67歳の被告にとっては事実上の終身刑ということを考慮すべき。</p>

<p><br />
【全国版】<br />
秋田の弁護士刺殺 被告に無期を求刑</p>

<p>　2010年11月、秋田市の弁護士津谷裕貴さん(当時55歳)を刺殺したとして、殺人などの罪に問われた秋田市泉中央、無職菅原勝男被告(67)の裁判員裁判の論告求刑が5日、秋田地裁(馬場純夫裁判長)であった。検察側は「動機は身勝手で法秩序を脅かす悪質な犯行」として無期懲役を求刑した。<br />
　弁護側は被告が警察官に取り押さえられた際、刃物が偶発的に津谷さんに刺さったと主張し、殺人未遂にあたるとして「懲役15年が相当」と述べ、結審した。判決は9日に言い渡される。<br />
　検察側は論告で110番通報で警察官2人が津谷さん宅に駆けつけた後、菅原被告が刃物で津谷さんの胸2か所を刺して殺害したとし、「刃物を準備するなど計画的で、強固な殺意に基づく執拗な犯行。反省は認められない」と指摘。妻と財産分与を巡り裁判になった際、津谷さんは元妻の代理人を務めており、うらみを抱いていたとした。<br />
　被害者参加制度を利用して遺族が出廷し、意見陳述で極刑を求めた。</p>]]>
        
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    <title>20111206 被告に無期懲役求刑 弁護側「懲役15年相当」 弁護士刺殺公判 被告、一貫し謝罪せず 9日に判決 - 故津谷裕貴弁護士の会実働チーム専用サイト</title>
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    <published>2011-12-24T15:00:00Z</published>
    <updated>2011-12-26T07:19:49Z</updated>

    <summary>20111206朝日新聞秋田版.pdf 　秋田市の弁護士津谷裕貴さん(当時55)...</summary>
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        <name>Naoto Omi</name>
        
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        <![CDATA[<p><a href="http://www.omi-lo.com/kotsuyahirotakabengoshinokai/kotsuya/20111206%E6%9C%9D%E6%97%A5%E6%96%B0%E8%81%9E%E7%A7%8B%E7%94%B0%E7%89%88.pdf">20111206朝日新聞秋田版.pdf</a></p>

<p>　秋田市の弁護士津谷裕貴さん(当時55)が昨年11月、自宅で剪定ばさみで刺されて死亡した事件の裁判員裁判が5日、秋田地裁(馬場純夫裁判長)であった。検察側は殺人罪などに問われた菅原勝男被告(67)に無期懲役を求刑、弁護側は懲役15年が相当と主張し、結審した。判決は9日に言い渡される。</p>

<p>　起訴状などによると、過去の離婚調停の結果に不満を抱いた被告は昨年11月4日午前4時ごろ、殺意を持って津谷さん宅に侵入。廊下で津谷さんと向かい合い、はさみを数回突き出し、刺殺したとされる。<br />
　検察側は論告で、被告の犯行は計画的で、殺意は強固だったと指摘。「反省の態度がみられず再犯の可能性が高い」などと述べた。<br />
　この日は、裁判に参加している遺族6人も陳述した。津谷さんの長男俊さん(28)は「あなたの大好きな母親が逆恨みで殺されたらどうしますか」と被告に問い、父政武さん(83)は「胸に穴が聞き、時間が止まったままです」と訴えた。被告は、目を閉じたまま聞いていた。また、遺族代理人の西野大輔弁護士は「遺族の苦しみ、恐怖は今後も続きます。私たちは死刑を求刑します」と裁判員に訴えた。<br />
　弁護側は最終弁論で、被告に殺意はなかったとするこれまでの主張を撤回し、「殺意は継続してあった」とした。ただ、計画性はなかった▽津谷さんが倒れこんできて持っていたはさみが刺さったと、これまで通りの説明を繰り返し、被告の行為と津谷さんの死に「因果関係は認められない」とした。<br />
　津谷さんが元妻の弁護を引き受けたことは、弁護士の倫理上、問題があった可能性があり、「被告に同情の余地が一切ないわけではない」と主張した。<br />
　被告は最終陳述で「私が悪い人と決めつけてるんでしょ。でも、けんかは両方の話を聞かなければならないというのが私の持論」と述べ、これまでと同様に、津谷さんに非があったと強調した。裁判を通じて、謝罪の言葉はなかった。<br />
　遺族6人は公判後、県庁で会見を開いた。妻良子さん(54)は「私たちの心情を分かってくれた上での求刑だととらえている。ただ、西野弁護士が言ったこと(死刑)が、私たちが求る刑です」と話した。</p>]]>
        
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    <title>20111206 「反省なく再犯の恐れ」 弁護士殺害無期求刑 裁判員裁判 弁護側、懲役15年求める - 故津谷裕貴弁護士の会実働チーム専用サイト</title>
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    <published>2011-12-07T15:00:00Z</published>
    <updated>2011-12-09T00:51:41Z</updated>

    <summary>20111206毎日新聞.pdf 　「反省がなく、再犯の可能性が高い」。秋田市の...</summary>
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<p>　「反省がなく、再犯の可能性が高い」。秋田市の弁護士、津谷裕貴さん（当時５５歳）殺害事件の裁判員裁判で５日、検察側は無期懲役を求刑した。殺人罪などに問われた同市の無職、菅原勝男被告（６７）は、初公判から同じ黒いスーツ姿で法廷に現れ、検察側が１時間にわたり求刑の理由を説明する間、じっと目を閉じて聴き入った。弁護側は「同情の余地が一切ないとは言えない」と主張し、懲役１５年を求めて結審した。【加藤沙波、田原翔一、坂本太郎】</p>

<p>　検察側は論告で、菅原被告が離婚後の財産分与で元妻の代理人となった津谷さんに一方的に恨みを抱き、殺害目的で周到な計画の下、凶器を持って津谷さん方に侵入したと主張。「裁判手続きや法秩序を脅かす極めて悪質な犯行で、刑事責任は重大」と指摘した。</p>

<p>　致命傷となった２カ所の傷ができた経緯について、弁護側は「寝室で警察官に押さえられたところに、津谷さんが飛び込むような形で覆いかぶさり、さらに立ち上がってもう一度倒れた」として殺人未遂罪の適用を主張してきたが、検察側は「きわめて不自然」と指摘。駆けつけた警察官２人の証言から「（立っていた津谷さんを）廊下で刺すことは容易にできたと考えられる」と主張した。警察官２人は「刺した場面は見ていない」と認めながらも「一連の行為で不自然ではない。信用性がある」とした。また、公判で被告が当時の状況についての供述を二転三転させたことを挙げ、「まったく信用できない」と断言した。</p>

<p>　弁護側は最終弁論で、刃物が刺さったときの姿勢が明らかにならず、警察官２人は廊下で刺されたのを目撃していないことなどから「検察官の主張が証明されたわけではない」と反論した。さらに３０年来の知り合いだった津谷さんが元妻の代理人を引き受けたことを「弁護士の倫理に反した疑いのある行動」とし、「被告が津谷さんに恨みを持つ一因になった」と主張した。</p>

<p>　被害者参加制度で、遺族側の弁護士は「遺族の苦しみや恐怖は今後も続く。死刑を求刑する」と量刑意見を述べた。検察側は無期懲役を求刑したことについて、遺族が極刑を求める心情に理解を示しながらも「死刑は慎重にも慎重を重ねて適用を求められる。複数名死亡したわけでなく、前科がないことから死刑はちゅうちょされる」と述べた。</p>

<p>　この日、菅原被告は最終陳述をしたが、謝罪や反省の言葉はなかった。</p>

<p>◇「自分の命で罪償って」　遺族６人、意見陳述　厳しい処罰感情あらわ</p>

<p>　公判冒頭、津谷さんの妻や息子ら遺族６人が意見陳述で証言台に立った。わずか５分ずつだが、６人とも深い悲しみを語り、厳しい処罰感情をあらわにした。</p>

<p>　妻、良子さん（５４）は涙ぐみながら、津谷さんが息を引き取るまでの様子を生々しく振り返った上で「命の尊厳に迫っても、負わなければならない罪があると思うのです」と、改めて死刑を求めた。津谷さんの父、政武さん（８３）は「胸に穴が空き、時間が止まったまま。ぜひ最高刑を望みます」。次男の翔さん（２６）も「自分の命によって罪を償ってもらいたいと心から思います」と述べた。</p>

<p>　閉廷後の会見で良子さんは、検察の無期懲役求刑について「私たちの心情を分かって検討した上での結果ととらえている」と述べた。一方、被害者参加制度で遺族側弁護人が量刑意見として述べた死刑が「本当に私たちが求める刑」と話した。【坂本太郎】</p>]]>
        
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    <title>20111206 秋田市弁護士殺害事件公判 菅原被告に無期求刑 9日判決 「汲むべき事情ない」 - 故津谷裕貴弁護士の会実働チーム専用サイト</title>
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    <published>2011-12-06T15:00:00Z</published>
    <updated>2011-12-06T04:43:21Z</updated>

    <summary>20111206魁.pdf 　昨年１１月に秋田市の弁護士津谷裕貴さん＝当時（５５...</summary>
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        <![CDATA[<p><a href="http://www.omi-lo.com/kotsuyahirotakabengoshinokai/kotsuya/20111206%E9%AD%81.pdf">20111206魁.pdf</a></p>

<p>　昨年１１月に秋田市の弁護士津谷裕貴さん＝当時（５５）＝が自宅で殺害された事件で、殺人の罪などに問われた無職菅原勝男被告（６７）＝同市＝の裁判員裁判の第６回公判が５日、秋田地裁（馬場純夫裁判長）であり、検察側は「動機は身勝手で酌むべき事情がない。法秩序を脅かす悪質な犯行で、反省の態度も見られない」などとして無期懲役を求刑した。弁護側は最終弁論で「結果は重大だが、考慮すべき事情もある。懲役１５年が相当」と主張して結審した。６〜８日は裁判官と裁判員による評議が行われる。判決言い渡しは９日。</p>

<p>　争点の一つである２カ所の傷が生じた経緯について、検察側は論告で、寝室入り口と台所の間の廊下に立っていた津谷さんに対し菅原被告が「左腹部、左胸の順で片刃の枝切りばさみを手加減せず突き刺し、殺害した」と主張。殺意についても「拳銃も持ち込み、実際引き金を引くなど非常に強固だった」とした。</p>

<p>　致命傷となった左胸の傷については、解剖医の証言を基に、津谷さんが前かがみの姿勢で負ったものと指摘。津谷さんが菅原被告に覆いかぶさってきたとの弁護側主張は「刃物の角度などから事実上不可能」と反論した。</p>

<p>　量刑については「遺族の悲しみは深く、死刑を求める気持は十分理解できる」とする一方、「死刑は慎重な運用が求められ、ちゅうちょする」とした。</p>

<p>　最終弁論で弁護側は２カ所の傷について、菅原被告が寝室で倒れ、駆け付けた警官２人に制圧された後、「津谷さんが２度覆いかぶさってきたため刺さった」と強調。あらためて、菅原被告の行為と津谷さんの死亡の因果関係は認められないとした。住居侵入は「あくまで拉致が目的だった」と述べた。</p>

<p>　菅原被告と津谷さんは30年来の知り合いで、財産分与を巡る火事調停で津谷さんが元妻の代理人となったことに恨みを持ったことが、事件の背景にもなったと主張。「同情の余地が一切ないとは言えない」とした。</p>

<p>　量刑は「単独犯や怨恨を理由にした量刑は懲役13年以下が相当であり、考慮する事情もある」と強調した。</p>

<p>　６～８日は裁判官と裁判員による評議が行われる。</p>

<p>「最高刑望む」 妻ら意見陳述 被害者参加制度を利用</p>

<p>　「最高刑を望みます」－。秋田地裁で5日に行われた秋田市弁護士殺害事件の裁判員裁判第6回公判で、津谷さんの妻良子さん（54）=同市=ら遺族6人が被害者参加制度を利用して出廷、あらためて極刑を求めた。菅原被告からは謝罪や反省の言葉はなかった。本件の裁判員裁判で、被害者参加制度が利用されたのは初めて。</p>

<p>　良子さんら遺族6人は一人ずつ意見を陳述。良子さんは「夫と一緒に、子供たちの結婚式や孫の顔を見たかった」と声を詰まらせる一方、菅原被告に対して「亡くなった夫にひとしずくの経緯も示さず、処罰感情はさらに強まった」とした。裁判員には「夫の無念と遺族の心情をどうかくみ取って下さい」と訴えた。</p>

<p>　長男俊さん（28）=東京=は「志半ばに倒れた父の無念は、どれほどか。親孝行したいと思っていたが、もうかなわない。父の死で、多くの人たちの心も犠牲になった」、津谷さんの父政武さん（83）=北秋田市=は家族思いで頼りになる長男だったと振り返り、掛け替えのない命を失い、胸にぽっかりと穴があいたまま。悲しみは募り、憤りは増すばかり」と述べた。</p>

<p>　裁判員達は遺族の悲痛な声に耳を傾け、ハンカチで涙を拭う女性裁判員の姿も見られた。</p>

<p>　昨年11月の事件発生以降、遺族をサポートしている秋田弁護士会の西野大輔さん（36）も、被害者参加制度を利用して弁論。「悪質で重大な犯罪に及んでいながら、謝罪は反省がなく、場当たり的で不合理な弁会に終始している」と菅原被告を批判。「私たちは死刑を求める」として、検察が求刑した無期懲役を上回る極刑を科すべきだとした。</p>

<p>　菅原被告はこの日も、黒のスーツと青のネクタイ姿。論告求刑や遺族による意見陳述の間、じっと目を閉じていた。</p>

<p>　良子さんら遺族は閉廷後、県庁で会見。検察側の無期懲役求刑に対し、良子さんは「私たちの心情に十分配慮した上での判断なので不満はない」とする一方、「西野弁護士が言った求刑が本当の願いです」と語った。</p>

<p>被害者参加制度</p>

<p>　犯罪被害者やその遺族、代理人らが刑事裁判に加わり、一定範囲で被告や証人に質問したり、量刑に関する意見を述べたりする制度。対象事件は殺人や傷害致死、自動車運転過失致死傷罪など。2008年12月にスタートした。</p>]]>
        
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    <title>20111203 秋田弁護士殺害 取り調べDVD 検察側、任意性立証で請求 - 故津谷裕貴弁護士の会実働チーム専用サイト</title>
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    <published>2011-12-04T15:00:00Z</published>
    <updated>2011-12-05T13:41:49Z</updated>

    <summary>20111203河北新報.pdf 　秋田市の弁護士津谷裕貴さん＝当時（５５）＝が...</summary>
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        <name>Naoto Omi</name>
        
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        <![CDATA[<p><a href="http://www.omi-lo.com/kotsuyahirotakabengoshinokai/kotsuya/20111203%E6%B2%B3%E5%8C%97%E6%96%B0%E5%A0%B1.pdf">20111203河北新報.pdf</a></p>

<p>　秋田市の弁護士津谷裕貴さん＝当時（５５）＝が昨年１１月、自宅で警察官の目の前で刺殺された事件で、殺人罪などに問われた秋田市泉中央２丁目、無職菅原勝男被告（６７）の裁判員裁判第５回公判が２日、秋田地裁であった。菅原被告に対する取り調べの模様を録画したＤＶＤが証拠採用され、裁判員らが約２５分視聴した。同地裁でＤＶＤが証拠採用されたのは初めて。<br />
　ＤＶＤの中で検察官は「まず拉致し、駄目な場合は（津谷さんの）自宅で（殺そうと思った）」などと供述調書を朗読。菅原被告が追加や訂正を求めるやりとりもあったが、検察官が「勝手に調書を書いたことがありますか」と尋ねると、菅原被告は「ないです」と答えた。<br />
　ＤＶＤは、検察側が取り調べの任意性を立証するために請求。菅原被告は１１月３０日の被告人質問で、調書を読み上げて確認を求める検察官に「言ってない」などと答えていた。映像は傍聴席には非公開で、音声だけが流された。<br />
　証人尋問も行われ、秋田弁護士会の弁護士が、事件の発端となった離婚をめぐる財産分与の裁判について、知人が関わる裁判を「一般的には引き受けない」と述べ面識があった菅原被告の元妻側の代理人を務めた津谷さんの不手際を指摘。菅原被告を簡易鑑定した精神科医も出廷し、弁護側が訴える妄想性障害を否定した。<br />
　起訴状によると、菅原被告は昨年１１月４日午前４時ごろ、津谷さん宅に侵入し、津谷さんの胸などを刃物で刺し、殺害したとされる。</p>]]>
        
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    <title>20111202 秋田弁護士殺害・第4回公判 被告人、被害者への心情吐露 - 故津谷裕貴弁護士の会実働チーム専用サイト</title>
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    <published>2011-12-04T15:00:00Z</published>
    <updated>2011-12-05T13:38:16Z</updated>

    <summary>20111202河北新報.pdf 　秋田市の弁護士津谷裕貴さん＝当時（５５）＝が...</summary>
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        <name>Naoto Omi</name>
        
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<p>　秋田市の弁護士津谷裕貴さん＝当時（５５）＝が昨年１１月、自宅で警察官の目の前で刺殺された事件で、殺人罪などに問われた秋田市泉中央２丁目、無職菅原勝男被告（６７）の裁判員裁判第４回公判が１日、秋田地裁であり、被告人質問などが行われた。<br />
　菅原被告は弁護側の質問で、死亡した津谷さんに「同情したりはしていない」と供述。再度聞かれると「ある程度は悔やんでいる」と答えたものの、検察側の同じ質問には「殺されるようなことをしたから殺された。私の持論は間違っていますか」と述べた。<br />
　遺族に対しては「悪いことをしたと悔やんでいる。頭を下げた方がいいと思った」と話したが、検察側はことし４月に菅原被告から遺族を侮辱するような手紙が来たことを明らかにした。<br />
　証人尋問で、津谷さんの妻良子さん（５４）は声を詰まらせながら「最も重い刑罰を望む」と強調し、「絶対に許せない。夫がどれだけ悔しくて無念だったかと思うと胸が張り裂けそうになる」と語った。<br />
　菅原被告の元妻も証人として立ち、「社会に戻れば最初に私の所に来る。津谷さんと同じような目に遭うと思うと不安」と述べ、死刑を求めた。<br />
　起訴状によると、菅原被告は昨年１１月４日午前４時ごろ、津谷さん宅に侵入し、津谷さんの胸などを刃物で刺し、殺害したとされる。</p>]]>
        
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    <title>20111203 弁護士刺殺公判 精神科医「被告、異常ない」 弁護側は「人格障害」の疑い - 故津谷裕貴弁護士の会実働チーム専用サイト</title>
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    <published>2011-12-04T15:00:00Z</published>
    <updated>2011-12-05T13:35:39Z</updated>

    <summary>20111203読売新聞秋田版.pdf 　２０１０年１１月、秋田市の弁護士津谷裕...</summary>
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        <name>Naoto Omi</name>
        
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        <![CDATA[<p><a href="http://www.omi-lo.com/kotsuyahirotakabengoshinokai/kotsuya/20111203%E8%AA%AD%E5%A3%B2%E6%96%B0%E8%81%9E%E7%A7%8B%E7%94%B0%E7%89%88.pdf">20111203読売新聞秋田版.pdf</a></p>

<p><br />
　２０１０年１１月、秋田市の弁護士津谷裕貴さん（当時５５歳）を刺殺したとして、殺人などの罪に問われた秋田市泉中央、無職菅原勝男被告（６７）の裁判員裁判の第５回公判が２日、秋田地裁（馬場純夫裁判長）であった。弁護側は、菅原被告には妄想性人格障害の疑いがあると主張しているが、この日、菅原被告を精神鑑定した精神科医が証人として出廷し、「（被告の精神に）異常はない」と証言した。</p>

<p>　菅原被告はこれまでの公判で、離婚した元妻と財産分与の裁判になった際、元妻の代理人を務めた津谷さんについて、「報酬欲しさに、裁判官や鑑定士と組み財産を奪った。（津谷さんを）拉致するつもりだった」と説明。弁護側は「菅原被告は妄想に支配されていた。妄想性人格障害の疑いがある」と主張していた。</p>

<p>　これに関連し、事件後に菅原被告に簡易な精神鑑定を行った医師が２日、検察側証人として出廷した。医師は鑑定で心理検査や知能検査、面接をしたと説明した上で、「結果は全く正常。一生かかって築いた財産が不本意なことになった。それを人のせいにするかどうかは性格の問題で、病気ではない」と述べた。</p>

<p>　一方、菅原被告が「津谷さんを殺そうと思って、刃物を作った」とする供述調書について、「言っていない」と否定しているため、検察側はこの日、取り調べの様子を録画したＤＶＤを証拠として提出し、傍聴席には音声だけが流された。</p>

<p>　この中で、検察官が「（調書は）裁判で重要な証拠となる。私が勝手に書いたりしてはいないか」「間違いや追加したいところは」と念を押すと、菅原被告は「ないです」と答えていた。</p>

<p>　また、菅原被告は事件で使った拳銃は、２００２年頃、秋田市のセリオン駐車場で、外国人風の男から５０万円で購入したと説明している。これについて、馬場裁判長が「そんなことがあるのかと思う。訂正があるとすればこれが最後だが」と確認すると、菅原被告は「ありません」と述べた。</p>]]>
        
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